Literature

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【感想文】疑似科学と科学の哲学

作:伊勢田哲治 2003年1月10日イメージ曲:「舵をとれ(平沢進)」本書は、科学哲学を専門にされている伊勢田哲治さんの「科学哲学日本語ブックガイド」にて「入門書」として紹介されている。ページのデザインはいかにも”昔風”だが、最終更新日を見...
Environmental Science

【感想文】里山という物語: 環境人文学の対話

編集:結城正美・黒田智 2017年6月30日イメージ曲:「town(まももP)」昔体調を崩して、深夜まで眠れなかったことがある。気を紛らわすために、テレビを付けると、NHKの「ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅」という番組が流れていた...
Literature

【感想文】SNSの哲学

作:戸谷洋志 2023年04月10日イメージ曲:「ちょうどいい(火野正平)」1990年代、日本ではバブル経済が崩壊し、それから30年以上経った今でも、景気は停滞気味である。その中で「学問」や「教養」に対する考えも大きく変わりつつあり、その代...
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変転する時代と大学と研究者

タイトル:知のたのしみ 学のよろこび編:京都大学文学部 2003年3月20日イメージ曲「ロケット(平沢進)」2003年発刊。京都大学文学部の先生方(一部他大学)が、自分の研究や興味あることについてのエッセイを集めたもの。内容は実に多彩で、哲...
Earth Science

【感想文】短編宇宙

作:加納朋子,深緑野分,川端裕人,宮澤伊織,寺地はるな,雪舟えま,酉島伝法 2021年1月20日イメージ曲「金星(平沢進)」宇宙をテーマにした、7つのお話を収録したアンソロジー。「宇宙」といっても、それはかなり幅広いもので、家族のほっこりエ...
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【感想文】檸檬(梶井基次郎)

作:梶井基次郎 2013年6月21日(創作集『檸檬』は1931年発表)イメージ曲「Love Somebody(織田裕二)」1901年、大阪に生まれ、1932年、無名のうちに結核でこの世を去った梶井基次郎の作品集。作品解説によると、彼が創作活...
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【感想文】雨ふる本屋とうずまき天気

作:日向理恵子 2017年5月8日2008年から続いている「雨ふる本屋」シリーズ3作目。海外でも翻訳されて出版されているらしい。ちなみに、最新作は5作目「雨ふる本屋と雨かんむりの花」である。児童文学・一般向けでもあまり見ないタイプの雰囲気の...
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【感想文】遅いインターネット

作:宇野常寛 2020年2月20日2020年のはじめに出された本。僕は、この数カ月後に公開された茂木健一郎さんと宇野さんの対談記事から彼の考えに興味を持ち、この本を読もうと思った。初めの方で、「この本には明確な答えはない」「この本は、サプリ...
Earth Science

【感想文】宮沢賢治の地学読本

本題に入る前に・・・あけましておめでとうございます。2022年も日積環礁を宜しくお願い致します。作:宮沢賢治 編:柴山元彦 2020年7月28日イメージ曲「金星(平沢進)」1896年から1933年までを生き抜いた東北地方の文学者にして地学教...
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【感想文】学問からの手紙

作:宮野公樹 2019年3月1日イメージ詩「知るや君(島崎藤村)」「幸せとは、自分の生に納得することだ」という言葉が印象に残っている。他にもいくつか、印象に残っている言葉がある。この方が本書で書かれているように、また、多くの方が僕に話してく...