作:宇野常寛 2020年2月20日
2020年のはじめに出された本。僕は、この数カ月後に公開された茂木健一郎さんと宇野さんの対談記事から彼の考えに興味を持ち、この本を読もうと思った。
初めの方で、「この本には明確な答えはない」「この本は、サプリメントでも栄養剤でもなく、読んだあとにはもやもやするだろう」とあるとおり、「遅いインターネット」のウェブマガジンを作ったり、コミュニティを作ったりするぞ、ということ以外には、明確な結論はないし、読んだあとにはもやもやする。
でも、こういうことに対して、すぐに答えを求めようとするのではなく、わからないことをわからないと受け止め、じっくり考えていくことが大切なのだと思う。
Twitterの刹那的な情報の消費や、極端な日常への埋没に対して、疑問を抱いてきた僕にとって、この本は生きていくための1つの方向性だ。
そんな事を考えながら、今日も僕はパソコンの電源を入れる。
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遅いインターネット
「遅いインターネット」は宇野常寛が編集長をつとめるウェブマガジンです。あまり世の中の流行を考えずに、自分たちが読みたいものを、自分たちで作って載せています。だから、じっくり読み込んでもらえると嬉しいです。
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